記憶に残る送迎のきっかけ

今日のビックスワンの様子です。
写っていませんが、高校生の駅伝全国大会予選会を兼ねた県大会が行われていました。
駅伝好きの私は、仕事の予約が無いのをいいことに潜入を試みますが、
残念ながら無観客大会とのことで入れませんでした。
それにしても駅伝大会を競技場の中でやるなんて、選手や保護者の皆さんは本当に気の毒です。

こんにちは、みよしです。

本日の送迎をご紹介します。
心に残ってしまったので、自分のためにも記事にしておこうと思いました。

という訳でございまして、まとめの方は自己満足的な内容になっています。
ご了承ください。

依頼のきっかけ
依頼いただいてから送迎日まで
当日の乗降車について
まとめ
あとがき

依頼のきっかけ

開業当初にあいさつさせていただいた介護施設の利用者さまです。
その時にお会いした男性の職員の方には、
名刺1枚とA４チラシ1枚をお渡ししました。
そのチラシを見ていただき、病院の通院で利用したいとご本人の家族の方からの依頼でした。

依頼いただいてから送迎日まで

1週間前のご予約でした。

最初の電話で「約20キロ先の病院に8：45に着きたいから8：00に来て」とのこと。
予約は無かったので、言われるままにお受けしました。

電話を切った後に、通勤時間帯ということに気づきました。
病院方面には以前勤めていた会社があり、かなりの混雑が予想されます。
果たしてこの時間に出発して間に合うか・・・。

師匠に、輸送時間帯で比較的空いているルートの相談をしましたら、
まともに行ったら間に合わないということ言われました。

その後お客さまに連絡して、事情を説明し、時間を10分早めることにしました。

当日の乗降車について

初めてのフルリクライニング車いすご利用の方でした。

当然ですが普通の車いすと構造が違います。
リクライニングの角度によって、固定するベルトを使い分けなければなりません。
ベルトの先のフックを掛けるフレームの位置が変わるためです。

この時に初めてフルリクライニングを乗せたのであれば、
どこを固定していいのかわからずにパニックになっていたでしょう。

私は事前に自分の車いすで練習をしていたので、
手間取らずに固定することができました。

車内には、それぞれ役割を持った車いす固定ベルトとシートベルトがたくさんあります。
事前に知らなかったら出発できませんでした。

降車も無難に行えました。

お客さまが、不安にならないように実践することって、大変です。
できて当たり前なのですから。

まとめ

道の混雑は予想したほど無く、少し早めに到着できました。
お客さまには「ギリギリで慌てるよりいいわ」と言っていただきました。

別れ際にはご主人様にも、丁寧にお礼の言葉をいただきました。
可もなく不可もなく初めての任務を終えてホッとしている私に、
この言葉は本当にありがたかったです。
やっと心の底からひと安心です。

それと参考までに、私に仕事を依頼された理由を聞かせてもらっています。
これは前職の営業経験からの自然な成り行きです。
依頼の「決め手」です。

お客さまは、施設の職員さんに、輸送できるタクシーを知らないかと尋ねたそうです。
そうしたら、私を含む3社の案内を渡され、お好きなところでと言われたらしいです。
で、その3社から私を選んでくださったと言うのです。

その理由、もう聞かずにはおれません。
ドキドキしながら聞きました。
「他の2社は会社として経営されているから、どんな人が来るかわからなかったし」
ということでした。
消去法ではありましたが、この方にとってはこれが決め手でした。

選んでいただいたことには泣きそうなくらい嬉しかったです。

でも、自分だったら実績のある会社と開業したての個人のどっちを選ぶだろうと考えたら、
無難に実績のある会社にすると思うんです。
介護タクシーに限らずどんな買い物でも。
一か八かみたいなものです。
失敗したくないですから。
恐らく私と同じ考えの人が多いと思います。
実際に私が知らないだけで、選ばれなかったことも多いはずなんです。

まあ深くは勘ぐらずに、純粋にこの方の決断にはとても恐縮いたしました。
この方をがっかりさせないようにがんばろうと思いました。
私より歳上の女性とだけ書いておきます

美談だけでは生活できませんから、経験と実績はこれから増やしていきます。